Atradium

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シールマスターの伝説

長く広い冒険の歴史には、見つけるべきではなかった代物や、探してはならなかった場所という影の部分もたくさん関わってきた。


《見つけるべきではなかった代物》

古の文明が悪魔を封じた剣、異界から舞い降りた隕石、海に呪われた金貨
隠され、埋もれ、焼かれ、誤摩化され、ライフが接触しないことで守られてきた物品
冒険者は代を継ぐ中で伝承の形を少しずつ変化させて、警戒が薄れた世代に禁忌を犯す


《探してはならなかった場所》

最強のエフィルを隔離した離島、歪みに隠された時間、ワープするトンネル
地図から消され、まじないをかけ、痕跡を消すことで立ち入りを避けてきた空間
広がり続ける冒険者の歩みはやがて過去の秘密を暴き、無知のままに土足で踏み込む


こうして訪れる《文明の災厄》

魔王の君臨する大地
超新星爆発からのリセット
破壊神の覚醒
ライフの滅亡とエフィルの支配
抑えこまれた大地の力の暴走


これを防いできた「時の守護者」が、《シールマスター》と呼ばれる英雄である。


シールマスターは時代の節目に姿を現し、訪れる世紀末の要因を「封印」して退ける役目を担う。
その絶大な力は世界を牛耳り秩序を乱すにはくだらなく、流れていく「時間」の概念すら凌駕する。
しかし彼が振るう力は必要最低限にとどまり、ライフのみでは越えられない壁に亀裂を入れる程度で役目を終える。
務めを果たしたシールマスターは時を渡り、次の役割の訪れまではライフにとけ込んで過ごすという。