Atradium

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メルカニウム

《ドラゴンから見つかる新元素》

液体でも固体でもない、気体の金属「メルカニウム(Ml)」
燃焼をサポートし、炎の色・温度・性質を変化させる性質を持つ。
高い濃度であれば空気中でキラキラと光る様子が確認できる。


絶対零度から数度上昇した時点で融解し、ほどなく気化してしまうため金属として加工を行うのは現実的ではない。固体の状態は軽く握るだけで砕けるほど脆い。色は翠色。電気抵抗は大きく、光をよく反射する。
液体では粘度が低くさらさらとしている。

自然界からの抽出は極めて困難な希少価値の高い金属である。
例として、特殊効果を持つドラゴンのブレスから微量を抽出できる(下記参照)
他の金属に混ぜることでアレルギー反応を抑える効果を発揮するため、アクセサリーの彫金に好まれる。

単体でも化合物でも無害な金属であるが、急激な加熱と同時に他の素材と合成することで、毒素を帯びさせたり、逆に解毒作用を含ませたり、麻痺、催涙、睡眠、体質改善、血行促進、食欲増進、免疫力低下、彩色、香り付けなどが可能である。
これを利用できるように進化した生物は、毒耐性、高い治癒能力、止血剤の生成などが自在に制御できる。ドラゴンなどのブレスが持つ効果作用の多くはこれに起因する。