立ち入ったものが帰って来れなくなる「迷いの」ダンジョンのひとつ
「彷徨いのメイズ」はそのダンジョン自体が移動を続けているため、冒険者は知らず知らずの間に足を踏み入れてしまう可能性がある

その名が示す「彷徨い」は単に立ち入った冒険者の末路を描いたものではない。
ダンジョンそのものが「彷徨い」続けているため、事実上回避ができず、道を歩いているうちにいつの間にかダンジョン内に踏み込んでしまう。
このダンジョンは、荒れ地／草原／川べりのいずれかから始まり、最深部にそびえる迷宮にたどり着く。入り口付近はその周辺環境によく似た状態に変化するため、冒険者が自覚できるのはおおむね迷宮にたどり着いてからである。

脱出手段は、ダンジョン内を彷徨い続けて、主の彷徨える要因を突き止めて解消するほか無い。しかし主は姿を現すことが無く、またその要因は必ずしもひとつとは限らない。謎を解く推理力と柔軟な発想力、問題解決のために屈力する優しい心のあり方を求められる。
間違っても自身を喪失してはならない。
自分自身が冒険している理由は必ず自分の腕や体中に刻み、目的や志を強く保つことが大切である。空気に負けてひとたび彷徨い始めてしまえば、たちまちダンジョンに飲み込まれてしまうだろう。

成果報酬

ある意味で自分自身が冒険する理由を再認識するいい機会であるかもしれないが・・・。
ちなみに脱出後には精神力の向上と、特殊な魔法が授けられる。