Atradium

CC-LICENSE BY-NC-SA クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
copyrights 2012 Atradium

変身の美学

変身見聞録


みなさま!初めまして!
変身美学論の教授クアッターでございます!
今日はみなさまに変身の美しさ、そしてその生き様を知ってもらおうと思いましてこの文献を広めようと綴ったまででございます!

変身と一口にいっても各個人によってその変身方法が変わるのは知っていますでしょうか?
その中でも代表的な変身の仕方もいくつかございます。そして生き様もその変身の種類だけ大きく分けることができるわけです!
今回はその変身の仕方とともに生き様を順を追って説明をしてきたいとおっております。


【変身の種類】

①仮面による変身
これは誰もができる一番簡単な変身です。顔を隠すだけでまるで別人のように行動することができる、いわゆる簡易の「変身」なのです。
しかし、変身している部分が顔の部分だけなのでその他の部分は自分で補わないと立派な変身人としては難しいでしょう。
ですが、低コスト、やりやすさとしては実に初心者向けの変身であるとも言えます。
②服装を変えることによる変身
仮面の次に簡単で、しかも人気のある変身の仕方です。
たとえば、そこら辺にいる一学生が、実は超有名曲芸会の道化師だったする。当然それを知った貴方はビックリするでしょう。しかし、我々の美学の観点から言ってしまえば格好が変わってしまえば立派な変身なのです。
③薬、改造による変身
これは、非常に有能な力が手に入る変身の仕方です。が、あまりオススメすることは出来ません。
なぜなら、この変身は得るものが大きい代わりに失ってしまうのも大変大きいのです。
それは失ってしまってからでは遅いもの。まさに片道切符です。良く考えてご決断ください。それ故に輝ける美学があると私は思います。
④きぐるみを着ることによる変身
この変身は私がこの道を進んで驚いたことのひとつです。
ヒトはきぐるみを着ることによって時に自然に、時に動物に、そして時には空気そのものにでもなってしまうという恐ろしいほど可能性を秘めた変身の一つといえるでしょう。
その生き様はまさしく孤高の狼。だからこそ、こんなにも魅力的で魅惑的な変身なのでしょう。
⑤その他による変身
その他の「変身」はもはや「変身」というよりは「変化」に近い感じもしますが、細かいところを気にしないのも変身の美学のひとつとも言えるでしょう!
自らの身体に”何か”宿すことによる変身は特殊な訓練を受けたあるいは特殊な環境で育った生態にしかできない芸当であり、それゆえにその変身の仕方や生き様にロマンを感じずにはいられないのです!
その他にも満月を見ることで変身することや、受け継がれた血による変身などもこの類の変身に入ります。

【変身人たちへのアンケート】

変身をしているヒトもとい変身人を見かけ次第調査を行いどんな層がどんな変身をしているかのアンケートを取りました。
その結果1位はダントツの仮面による変身でした。
やはり強みはそのコストの安さ、変身のしやすさによるのでしょう。
そして2位が服装による変身ということで、変身のしやすさというのが今後の課題になっていくのだろうと実感した調査結果になりました。

※以下が調査結果とそのグラフです

・仮面による変身―――55%
・服装による変身―――45%
・改造による変身―――10%
・その他による変身―――8%
・きぐるみによる変身――2%

意外にもきぐるみ変身派が少ないことに驚きです…。
あんなにもかっこいい独自の変身スタイルをなぜみんなやらないのでしょうか?不思議でなりません。

最後に一言

あの環境に合わないきぐるみを着ても自然と溶け込んでいたあのきぐるみ姿がもう一度見てみたいですねー……?
この文献をみて一度会いに来てくれないですかね?