Atradium

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影の国とスパイの村

スパイ・忍者・探偵・・・。
人知れない影の中を動き、闇の中を生業とする者達。
生まれながらにして裏世界で生きることを決められていた「生え抜き」にのみ、影の国へ立ち入ることを許されるのだという。


一般人には到底縁のない彼の地だが、その領域は驚くほどに広大で、また我々の日常の至る所に出入り口が仕込まれているため、「影の国への通行権」を持つものを味方に付けることができれば、誰にも知り得ない極秘の情報も仕入れることができるだろう。


影の国の中には職業別に派閥があり、それぞれが領土を持ち集落・村を形成しているのだという。
今回注目したのが、その中でもスパイが集う、通称スパイの村である。
(とはいっても、スパイの村に関する情報は他の影の国の派閥から持ち出された情報であるため、誤り・偽りの可能性もある)


スパイの村を取り仕切るのは、通称レルド=ジョゼフ。
あの大国マメリカの軍事機関に潜り込み、当時建設予定だったバベルシステムの前身「ディダ」の構造をそっくりそのまま持ち出した伝説の持ち主である。
村に身を寄せるものは総勢で100名に満たない。他の派閥に比べて少数である。
お互いが他国のスパイ行為を行う敵同士である場合もあるが、ローカルルールとして内部での探り合いと所持する情報の公開はしない方針がある。逆にスパイとしての技量・手段を共有することでより高いレベルを目指す方針を掲げている。