Atradium

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黒の墓標(アロケルの砦)

「この世を支える72本の柱」を我がものとする

支配思想に取り憑かれた破壊ギルドの可動式要塞。


特徴

外装は黒く、一切の光の反射を許さない。
黒く巨大な十字架の装飾には血錆びた鎖が幾重にも結びつけられ、螺旋型の楔によって固定されている。
大きさは長辺を縦にすれば、海獣ドドドルンドルンドルドーマの顎を外すことが可能なほど。
非情に硬い外装の上に7層からなる不可視シールドを纏う。

砦自体には攻撃手法を備えないため、ギルド構成員の安全地帯として利用される。
シールドは通常あらゆる物質をも退けるが、スパイのリークによれば特定のアクセサリを装備していて、かつ生体情報が砦内部のコアに登録されていれば交通が可能である。故に外部からの侵入経路は存在しない。

アロケルの砦が現れるのは、彼らが謳う「72の柱」であると思われるが、それが何を示すものであるかは定かではない。以下に示したものがこれまでに砦の出現後に破壊された地区のリストであるが、一貫性・共通点が未だ見つかっていない。
いずれも修復が不可能なまでに痛めつけられており、所によっては大地の腐敗が確認されている。
・ワリスの聖域
・ケベロデュフサス寺院本殿
・ガミザハル大湖
・ピション川
・ノースアイスウェッジの巨大クレーター
・古代遺跡スワピエルニット
・ショウゴデュクシデュクシ
・カルーサの街
・ヒイラギとバラの園

なお、アロケルの砦内部に潜む構成員の総数ははっきりとした数字は出ていないが、砦の出現後に地区での防衛戦に参戦したメンバーの話では「最初は300前後だったとおもうが、日を追うごとに数は増えていった。撤退を余儀なくされた15日後では、おそらく10000くらいいただろう」とあるため、砦内部に別の場所と繋がるトンネルを所持している可能性がある。

現代で最も凶悪な破壊者の集団。最大の問題はその情報が少なすぎることにある。連中が次にどこへ現れるかすらわからない。
そこで我々は対抗部隊としての「ウリエル」を結成し、現在情報統括と対抗戦闘員の募集を行っている。
美しいこの大地を守るために、どうか我々と共に戦ってもらえないだろうか。
加盟は個人でもギルド単位でも構わない。連絡先は資料館案内嬢に預けた。