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ウェルダンスパルタボンバー

《目次》

世界中で愛される名曲「ライスペーパーよりの春雨ザムライ」を紹介しよう。
1.概要
2.楽しみ方
3.演奏形態


1.概要

♪ライスペーパーよりの春雨ザムライは、クラシック、ジャズ、ポップス、バラード、ワルツ、ロックなどあらゆる音楽ジャンルを複合した、全3章からなる混声四部合唱曲である。
原作は「幼虫・蒸気・雪月花」で一躍有名となったパウロ=ビフ=グスタフ氏の曾祖父と幼少期から深い関係のあったリンガーツ=カウ氏の「南東からの使者~サムライ編~」
作曲・編曲者についての正確な情報は無い。

3章は相互に深い結びつきを持った交差するストーリーとなっており、一度聞いただけで全ての世界観を理解するのは難しい。また、原作を忠実に再現しており、幾重にも解釈を広げることができる「聞き手の数だけものがたりがある」仕様となっている。
大まかな流れとしては、
第1章~情動~で命が目覚め、
第2章~迫真~で心理を知り過去を探す旅に出発、
第3章~黒狐~によって多くの伏線が激変し、次への舞台へと進む
ただし、これも聞き手の考察次第では全てが「偽り」の型となりうり、これが正解とは限らない。
また最終章では少年が拾った石を隣人の畑に置き去りにしたままおつかいを終了する描写があるが、これは原作者が小説版の中に仕込んだ暗号化された日記をまとめたものである(原作では絶版となった初版にのみ掲載されていた)

全ての章において共通するのは、混成四部合唱というスタイルと、「ウェルダンスパルタボンバー」というフレーズが登場することである。
各章ごとにこのフレーズも違った意味を持つことになってくる。

2.楽しみ方

解釈を広げようとするとどこまでも広がっていってしまうため、単純に楽しんで聞くためにあえて異国語で合唱を行い、歌詞を楽器の一種と捉える方法も人気が高い。このリスニング方法のために開発された、翻訳方法の開示されていない言語を「ヴェアリ」と呼ぶ。
※ヴェアリは別途400番台の資料を参照いただきたい

少数派であるが、演奏に振り付けを施して舞台として公演することもある。この場合、台詞や背景には原作に足りない表現を独自に付加していることがあるため、多少内容が変わってくる可能性があることを把握しておくことが望ましい。

3.演奏形態

この楽曲は誰でも自由に演奏が楽しめるように広く公開されている。
合唱・合奏を全パート演奏するためには、最低でも103名の参加者が必要となるため、簡易版も用意されている。こちらは総勢16名で再現が可能となっている。
また、音楽ジャンルの幅が広すぎて演奏できる人員が足りないことも考慮した、特定ジャンルにのみ絞った譜面も存在する。

これまでに完全版を演奏した主な楽団
トトリオカタリグサ交響楽団
ミハクオッツ・フィルハーモニー
マメリカ国時空官制局サウンドブース
パープルリバー歌劇団
ドーツボーロー子爵近衛兵吹奏楽部と愉快な仲間たち(仮名)