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フシギを見つける不思議なオーパーツ

フシギを探すメカニズム

オーパーツはそれぞれ異なった形、能力、性質を持っているけれど、共通している部分がひとつだけあるのを知っている?それは他の物質、環境には見られない特殊なエネルギーの波を放っている、というものなんだ。
フシギを見つける不思議なオーパーツは、その特殊なエネルギーの波を感知してそのオーパーツを探し出せるという「オーパーツ探知機なオーパーツ」なんだ。



探知者コンパヂウング

そのオーパーツ探知機「コンパヂウング」は、一見するとちょっとオシャレなただのコンパス。旅人の必需品、方位磁石だね。
外装が石造りになっていて、外堀に特殊な紋様が刻まれているから、考古学が好きな学者さんはコレクションしたくなるデザインかもしれないね。


この外堀の紋様が、オーパーツを探すためのカギ。
紋様の溝と内側の塗料の成分が、オーパーツが放つその特殊なエネルギーの波に触れると反応して発光する。波が強くなる、つまりオーパーツに近づけば近づくほど、光は強くなっていくんだ。
このとき発する光の色は、彩度の高い1色だけ。
コンパヂウングは全部で8個あって、それぞれが違う色の光を放つようにできていると言われているんだ。そしてすべてを組み合わせた時に、ようやくその本当の力を発揮する、とも言われているんだ。



残りの欠片を探すための探知機

現在までに見つかっているコンパヂウングは、たったの2つ。
遺忘道具美術館で厳重に保管されている、紅色の光を放つものと、
私が所属する組織、古科学技術研究所で保管している、翠色の光のコンパヂウング。
私たちは手元の欠片を用いて残りの欠片の捜索をつづける一方で、その秘められた力が何であるのかの研究を重ねて、オーパーツが引き金となって起こりうる様々な現象の影響や、問題の解決に努めているんだ。


しかし数ある小さなオーパーツの発見はあれど、肝心のコンパヂウングの残りの欠片や、中・大規模のオーパーツがもつ能力に対しては全くのお手が得状態が続いているのも事実。
次の探索こそ、本命を引き当てたいものね。