- 伝説資料館 - Atradium > 400 言語 > 402 音声言語 > 天の囁き 支えの声
天の囁き 支えの声
神に仕えることを許されたものだけが極稀に聞こえる『エンゲルボイス』と呼ばれる現象がある。
神通力で民を導く力を得る、というたいそうなものでもないが、その効力たるや運に恵まれていない私からしてみたら、まさに人生の裏技すぎて羨ましい限りである。
神聖な言葉をきく
エンゲルボイスとは古代イスファニラ語で「天の囁き」という意味、そして偶然にも文化も土地も全く違えた国、ノイラズラ聖語の言葉で「支えの声」という意味で使われている。
土地や文化が違えど使っている言葉の意味としては『神聖』に関する事柄と『救い』に関する事柄とどちらも良いイメージが思い浮かぶワードとなっている。しかも神に仕える者だけが聞けるという条件から「神の声」や「天使の助言」ではないか?と憶測をたてているヒトもちらほらいるのだとか。
気まぐれ神通力のタイミング
このエンゲルボイスの力の程は聞けば聞くほど凄いものである。
例えば、脱出するのに数日かかると言われる長迷宮をたった数時間で抜けたり、有名なコワゴワ宝探しで当選確率が1/89323501の財宝の所在を記した地図を開催するごとに当てたり、助からないような事故現場に居合わせても無傷で生還など、かなりデタラメな出来事が起こる。
また、このエンゲルボイスは過去にも彷徨った神獣を元の場所へ還れるように導いたという寓話も残っている。