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草花の守護霊
ライフ:精霊種妖精科「アティス」
またはヒトビトは「翠の精霊」とも云う。
アティスは草花の守護精であり、その本質は「癒し」。
草花が生んだ護身術
アティスの起源は癒しの心を持つ草花がその心を一つにし、実体化させたことから生まれたという逸話が残っている。その誕生は巨大なライフが互いに争い、大地を枯らし尽くした時代にさかのぼり、衰弱していくままの植物系を自身の手で守るという防衛本能が生んだ奇跡とも。
この精霊の大半が人見知りが激しく、初めて出会ったヒトには絶対にほんとうの姿を見せず、まず草花に擬態化し身の安全を確保してから話しだすらしい。性格はおしとやかで慈愛に満ちており、できることならすべてを抱きとめたいという欲望すら秘めると言われている。
誕生の由来の通り争いを嫌う。争いによって傷ついたものも本心では嫌うが、道中で倒れているヒトを見かければ安全が確認できるまでつきっきりで介抱してくれるという一面も。
よく樹木の精霊、精霊種妖精科の「キコリ」と間違われるが、アティスはそれを忌み嫌っているという。
独特の容姿
擬態を解いてその姿を見たものの言うには「とても儚く、そして力強く、それはとても美しい」
彼の者が口にした特徴は次の要素が含まれている。
・しっとりとした落ち着いた服装(ある言葉を使って「着物」と言ったか)
・身体の一部が地面と繋がっている
・淡い色の花を片手に握っている
・かんざしの装飾の樹の実は食べられる