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高位のライフ–神獣

「神獣」と括られるライフはご存知だろうか。
彼らはライフでありながら神として崇められるに値する特別な存在へと昇華した、ランクの違う存在である。



分類するのであれば、神獣もライフである。

ただ「神」の名を冠するように、神獣の存在の秩序は現世と少々ズレが生じている、らしい。そのやや理から背く位置づけから「神獣」という言葉が定義されたとのこと。

神獣はライフの「亜種」の考え方に近い。
個々がオリジナルの種族ではなく、ベースとなる種がいてその派生、あるいは進化を遂げた、というと想像が容易になるだろう。もちろんこれはあくまで比喩であり、実際には身体の構造から能力から大きな違いはたくさん存在する。
また度々「幻獣」との混同をされる場合があるが、神獣は必ずしも秀でた能力を持つとはいいきれず、たとえば「貧乏神」に代表されるような劣勢な能力を持つ異端な神もいる。とはいえ持ち合わせる神通力は「神」そのものであり絶対であるため、土地によっては信仰の対象とされたり、守り神や退魔として高貴に扱われている。

伝説には神獣は神の声を民衆へと伝えるための仲介者、あるいは神の能力を間借りして行使する媒介者として度々登場している。中には化ける力を持つものもいるようで、通常のライフとして日常を過ごし有事の際に神獣へ姿を戻すものもいるらしい。

深追いはしないこと。触らぬ神に祟りなし。