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ゴールデンドーバー

金色の幸せ鳥

現存する個体数は少なく、限られた地域で密やかに暮らす金色の羽根を持つ鳥の一族
使命感が強く太古の時代から数多の場面で大役を任されてきたという


ゴールデンドーバーは一般的な二足歩行のライフと同程度の体格で、金色の翼と翠の瞳、短い尾羽を特徴とする。飛行能力は速度よりも細かな旋回に特化しており、主な生息地である森の環境に特化している。
金色の羽根は少々硬質で羽毛の防寒・撥水の性能は他の鳥類に比べて劣るが、群れで生息することによって生態の問題を克服している。こういった性能から猟の対象にはなりにくかったものの、一部のコレクターには輝く羽根を狙われることがあったため、相対的に個体数は減少してきたと見られている。
この金色の羽根には、微弱ながらも「危険」を遠ざける能力と、その個体が会得した特殊な能力を親から子へと継承する魔法が備わっている。ただし、この力は本人から羽根が離れた時点で完全に失われるため、上述のコレクターや悪質な研究者の手に渡ることはなかった。

生活と役割

戦闘では優れたチームワークと防衛能力の高さをみせるが攻撃は得意としない。そのため別の種族との共存を重視ながら「大役」としての勤めをこなしてきた。
ゴールデンドーバーが外部に友好的なのも、こういった背景に由来している。
種のほとんどは陽気で温厚な性格で、面倒見もいい。勇気や度胸も座っているが、ヒトからの願いに嫌と返すことを嫌悪する面があるためにいつの間にか大仕事を抱え込んでいることもある。

覚醒する防衛の能力

重要な役割を担うことが多かった結果として、必要に迫られた際に自身の記憶をすっかり消し去る特異能力が覚醒する血も受け継がれた。ただしこの能力の発現は一度きりで、能力の覚醒と共に発動されるためにこれもまた外部へ漏洩することがない種の秘密となっている。