Atradium

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躊躇いのヒル

冒険者を寄せ付け逃がさない「迷いの」ダンジョンのひとつ
「躊躇いのヒル(ためらいの丘)」は、多くの丘の中腹に入り口が潜んでおり、意図せずに冒険者はただの丘からダンジョンへ進んでしまう恐れがある


躊躇い

ダンジョン内では幾度となく「ためらい」を招くシチュエーションに遭遇することになる
ダンジョン内は外部とは常に違う天気を保ち続ける性質があるため、足を踏み入れれば即座にそれがダンジョンであることが判別できる。ただし、踏み入れた時点で入り口からの脱出は不可能になるため、必然的に最深部を目指すこととなる。
冒険者にははじめの一歩を踏み込んだ瞬間に、妖精によるチュートリアルが提供される。
以下は概略である。
・ダンジョン内はいくつもの分岐点がある
・各分岐では暗号やクイズが提示され、正解であると思った方向へ歩を進めるべし
・制限時間があり、時間内に脱出ができない場合は出口が封鎖される
・複数人での参加はできず、同時に踏み入れていた場合は別次元空間を用いて個別に開始する
・的確なルートを選択、もしくはランダムに選定された条件をクリアすることで最深部へ進むことができる


「ためらい」の名の通り、すべての分岐、そしてそれ以外の地点においても、冒険者の精神が揺さぶられる場面が幾度となく押し寄せる。そのいずれも明確な答えの存在しない、道徳や感性に問いかけるものであるため、ダンジョンの攻略には「自分を信じること」が何よりも大切であるといえる。
道を拓き最深部にたどり着くと、魔獣との対決や意見の発表、簡単なミッションなど、さまざまなバリエーションの「イベント」がひとつ起こる。これを突破することで、外界への扉が開かれ、ダンジョン脱出となる。イベントはもちろん「ためらい」に因んだ内容であるが、くれぐれも「躊躇い傷」には注意するように。

成果報酬

物事の決断力や判断力といったスキルを磨ける一方で、精神を大きく削られるダンジョン構成だけに、好んで挑むような場所ではないだろう。
ちなみに脱出後には念力と特殊な魔法を記した魔術書が手荷物に加わる。