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散漫のどうくつ(ほこら:シュライン)

悪魔の囁きで冒険者を集める「迷いの」ダンジョンのひとつ
「散漫の洞窟」/「散漫の祠」/「散漫のシュライン」は、呼ばれは異なるが同一のダンジョンである
山神を祀った洞窟内部に形成されることからその名で呼ばれている



当ダンジョンでは「神」を見失うこと無く追いかけ続け、祀られている祠までたどり着くことで攻略となる
神の移動は早歩き程度であとをつけることは容易であるが、洞窟内部は複雑に入り組み、常に形を変え続け、なおかつ注意力を「散漫」にする妨害が無数に介入するため、総合の難易度は非常に高い
2度までは見失っても神の言付けにより、その場からの再挑戦が認められるが、仏の顔も三度まで
見失っていないフリをしても見透かされ、再挑戦か辞退かを問われる


一般に冒険者が山越えの安全祈願に祠を訪れようとしたところでダンジョンに迷い込むケースが多いが、俗にこれは神のいたずらと呼ばれている
遊び相手となった冒険者がゲームに勝利すれば、間違いなく安全祈願の願いは聞き入れてもらえるだろう
攻略に失敗しても不利益は生じないが、「遊び」が面白くないと判断された場合には少々過酷な試練を与えられるかもしれない
3度目の失敗以降の再挑戦権が与えられるか否かもまた、神の裁量に左右される

追跡の道中に遭遇する「散漫」は、魔物に襲撃されたりエフィルが湧き出る「戦闘」、欲に問いかける「誘惑」、熱やにおいの「刺激」、神の分身や収縮・膨張などの「幻覚」がある
これらの妨害は単に精神力で振り切れるものではなく戦闘能力も試されるため、攻略への秘訣はオールラウンドに対応できるように心身ともに磨くこととなる
攻略に自信がある場合は、2度までの猶予を最大限に楽しんでから脱出するのも乙である


成果報酬

ちなみに脱出後には読心術と心頭滅却の悟り、特殊な防御結界を展開する魔石が授けられる